ジュエリーの歴史の始まり~古代ギリシャ

今、皆さんが楽しんでいるジュエリーはどこから来たのでしょうか。

前回のクレタ島「ギリシャ神話の時代」に続いて今回は、古代ギリシャ、ポリスの時代です。

写真:ギリシャ地図
クレタ島とペロポネソス半島

「古代ギリシャ、ポリスの時代」

写真:黄金のマスク
黄金のマスク

約4000年前、クレタ島のミノア文明は、エーゲ海をわたり、西対岸のペロポネソス半島に文化や技術で影響を与えます。半島の多くのポリス(都市国家)、ミケーネ、スパルタ、オリンピアなどに吸収されていきました。 オリンピック発祥の地「オリンピア」ではスポーツが、厳しい子育て有名な「スパルタ」では教育が有名ですね。

宝飾品は、「ミケーネ文明」の出土品として、黄金を打ち出し加工した芸術的な埋葬品として見ることが出来ます。有名な黄金のマスクは、写実的に打ち出された大きなもので特に豪華です。加工技術の発展が大いに感じられると思います。

剣の飾りや象嵌(ぞうがん)も見事です。これら黄金は儀式や生活の用品として王の生活で使われたのか、多くの物がアテネの国立考古学博物館に残されています。

写真:金属を埋め込んだ象嵌の技術を施した剣の飾り
金属をはめ込んだ象嵌の技術を施した剣の飾り

次回はアテネの時代についてお話したいと思います。