同じカラット数でも、ブリリアントカットよりも美しく輝く秘密

ダイヤモンドのカット方法で代表的なものは、ラウンドブリリアンカットで、58面のファセット（平らに磨いた面）があります。それに対し、ビーナスアローカットは、倍の106面。

通常のラウンドブリリアントカットのエクセレントを超えた発展形です。 単純にカットの面数を増やしたものではありません。 少し専門的な話になりますが、 光の入り口と出口になる、重要な上部中央の8角形の面（一番大きなテーブル面）はそのまま残し、形（プロポーション）や数値（各面の比率や角度）を崩さずに、エクセレントカットの理想的な数値を解析して106面の多面体にしました。
その結果、「光を取り込む量」「光を放出する量」が増え、通常のダイヤモンドと比べると「美しい輝きの3要素」が優れました。 それが、同じカラット数でも、ブリリアントカットのダイヤモンドよりも、美しく輝く秘密なのです。